為替をいっぱい集めちゃいたい！

今日は少し難しいお話です。競馬とは基本的に関係ありません

高度プロフェッショナル制、また似たような用語でホワイトカラーエグゼンプション、裁量労働制、

年俸制などいろいろな専門用語が氾濫しており、私自身その定義や違いなど十分に理解できて

いません

が、大変残念に思ったニュースは高度プロフェッショナル制導入について、連合のトップが一旦

政府と基本合意しながら、組合の下部組織の突き上げを食らい、最終的に同制度の導入に反対

を表明し、前言を覆したことです。今から1か月ぐらい前でしょうか

高度プロフェッショナル制は為替ディーラーなど年収1075万円以上のホワイトカラーの給与所得者

に対して１）年間104日の休日を確保　２）退社から出社まで一定の休息時間を確保　３）年に1度

２週間の連続休暇を確保　４）健康確保措置を会社側が取ること　などを決定しようとしたものです

自分がこの制度の対象者かどうかは別にして、良い方向だなと思っていました。というのも若い

時から一時期を除いて年俸で給与をもらっていますが、年俸制になると残業時間がつかないので

とにかく、働け、働け、成果を出せとなりがちです。そうなると労働時間管理や健康管理などは

どうしても二の次になりますが、高度プロフェッショナル制度は、労働者を守るセーフティネットに

なると思ったからです。要は民間企業では課長さんや部長さんを守る制度になり得ます

連合とその傘下の組合でどのような経緯があったかは知りませんが、想像するにはおそらく

下部組織からは「オレは聞いていない」ということでの猛反対だったのではないでしょうか

日本でよく言われる「根回し」とか「報・連・相」には、良い側面もあると思いますが、決定的な

弱点は、時間がかかり労働生産性を下げること、集団合議になるため、誰も責任やリスクを取らない

無責任体制を生み出しがちであることだと感じます

例えば、

小中学校の先生で年収1075万円を超える方は本当に少ないはずで、高度プロフェッショナル

制度は関係ないわと表面的にはなりますが、一方で先生方の過重労働は問題になっています

そこをどう解決していこうかと言う時に、高プロ制度は先例になるはずで、教育と言う重要な

お仕事をされている方の時間外労働を少なくして、休日管理や健康管理をちゃんとしながら労働

生産性を高めるにはどうしたらよいかというヒントが制度の中にあるように思います

年収の枠さえ外せば、多くのサラリーマンに適用できる労働者視点での制度改革になる爆発力を

秘めているわけです

わたし自身は中央競馬のある日は仕事をしません（どうしてもという時だけ、競馬中継を観ながら

在宅勤務しますが）ので、あまり偉そうなことは言えませんが、在宅でも勤務ができるように制度を

整えるよう、組織に働きかけることも労働生産性を上げながら過重労働を避ける一手法です

競馬好き（〇〇好きなんでも）な方はどうしたら仕事に邪魔されずに、好きな競馬（○〇）を存分に

楽しめるか、この機会によく考えられればと思います