あんしんは為替
今月から、「1日100円の投資で20年後に7600万円を生み出す」投資を始めます。
1日100円分のトルコリラを20年間購入し続ける感じの投資法です。一言で説明すると、「レバレッジと複利運用を効かせた外貨積立貯金」といったところです。当然、リスクはありますが、リターンも大きいです。毎日100円のジュースを飲んだ気分になって投資を続けるのであれば、仮に全額を失ってもあまり痛くはないと思います。宝くじ気分でもいいかもしれません。
まず、この投資法のシミュレーションの前提条件は以下の通りです
20年間、1リラ = 30円固定でシミュレーション(先を予想することはできないので)
使用するFX会社はSBI FXトレード
(1リラから購入可能なので複利運用の効果が最大限発揮できる)
スワップ金利は1万通貨あたり1日92円固定でシミュレーション(現在のSBI FXの付与金額)
以上の前提条件のもと、以下の投資ルールで毎月保有リラを増やしてきます。



今月は3,000円の資金を投入します。レバレッジ3倍なので9,000円の資金でリラを購入します。
レートが30円の場合、300リラ(9,000 / 30)を購入します。
(レートが40円の場合は225リラ、20円の場合は450リラの購入になります。ドルコスト平均法の効果あり。)
300リラを1ヶ月保有すると、月末には約83円(0.0092 * 300 * 30)のスワップ金利が貯まります。
翌月10月は新規追加の3,000円に加え、前月のスワップ金利83円を元手にトルコリラを追加購入します。1リラ30円の場合、前月よりも8リラ多い308リラを追加購入できます。
尚、リラ購入時には購入価格の2/3のレートにストップロスの設定を入れておきます(ここ大事!)。30円の場合、20円にストップを入れます。但し、スワップ金利が貯まっていくにつれて、その金額分だけ、ストップのラインを下げていきます。1年間で1リラ3.358円のスワップ金利が貯まりますので、30円で買ったポジションは当初は20円にストップを入れますが、1年後には16.642円にストップを変更することが出来ます。こうすることで、初期投資額よりも大きな損失が出ることは絶対にありません。
ポジションを持ち始めてから9年経つと、以下のように為替差損をスワップ金利が上回るため、ストップロスを解除することが出来ます。
-30[為替差損] + (3.358 * 9)[スワップ金利] = -30 + 30.222 = +0.222
トルコリラが0円(= 無価値・消滅)になったとしても、スワップで投資分を補うことが出来るのです。ストップロスに引っかかることなくポジションを9年持ち続けることが出来れば、為替変動リスクとの勝負は勝ちとなり、ポジションは永遠に持ち続けることが出来ます。
この手法を延々20年間続けていくと、20年後、2037年8月末にはこんなことになります。
最後のほうは、もはや毎月3,000円を入金する意味はほぼ皆無なんですが、一応最後まで同額を入れ続けてみました。20年間、毎月3,000円、トータルで72万円を投資した結果、最終的には7600万円の資金が貯まります。
この投資法、最も大事なポイントは以下の点かと思います。
投資額を下回らないよう、ストップロスの設定を徹底する。
毎日100円のジュースを飲んだつもりで、そのお金はなくなったものと考える。
ストップロスに引っかかったときには「元々、毎日100円のジュースを買ったつもりで捨てた金だ」と割り切る。
20年後、レートが1リラ30円を下回っていた場合は、当然、7600万円よりも目減りしますが、上回っている場合には1億円到達も十分に期待が出来ます。
今回はレバレッジ3倍でシミュレーションしましたが、よりリスクを抑えたいのであれば、レバレッジを下げればいいですし、レバレッジを下げたうえで、月々の追加資金額を3,000円よりも引き上げて低レバレッジによるパフォーマンスの低下を補う等、個々の戦略で調整が可能です。
「毎日100円」っていうのが肝だと思います。
一日100円くらいなら、日々の生活の中で何かを心がけると比較的節約できる金額だと思いませんか?
僕の場合、毎日の通勤で、ちょっとだけ多く歩く通勤経路を選択すると、会社から支給されている交通費を月3,000円節約できます。1日100円は失ったとしても、「毎日、正規の通勤経路を使ってラクしていたんだ」と割り切れば、比較的諦めもつきやすいです。歩く量が増えるのは健康にもいいことですし、一石二鳥ですね。
みなさんも日頃の生活の中で、1日100円を捻出する方法を考えて実践してみてはいかがでしょうか?
注意事項
このシミュレーション通りに事が進むためには、スワップ金利が20年間、現状以上を維持してくれる必要がありますし、ポジションがストップロスに引っかからないことが必要条件です。当然、ストップに引っかかってしまい、資金を失うリスクもありますので、この投資法を参考にされる方は自己責任でお願いいたします。



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