投稿者: cinema

お兄ちゃんは姫がお腹にいるときから、会うのが楽しみで、よくお腹のなかの姫に話しかけたり、ちゅーしたりして、産まれる前からたくさん可愛がってくれていました。

姫が18トリソミーでなければ、小さな助産院でお兄ちゃんも立ち会いで出産の予定だったのですが、残念ながら大学病院での出産&入院となってしまったため、姫に会うのを心待ちにしていたお兄ちゃんはすぐに姫と会うことができませんでした。

会えないお兄ちゃんは、なんとか私達の説明を聞くのですが、やはりそこは4歳。なんで自分だけ会えないのか、とても悲しかったと思うし、たくさん我慢してくれたと思います。

出産後、姫の写真やビデオをみせて、その日の姫の様子を聞かせてあげるのですが、会えないことにすこしずつ苛立つようになって、姫のことを話す私達に聞く耳をもたなくなってしまいました。

そこで、せっかくお兄ちゃんになれた嬉しい気持ちを大事にして欲しかったママは『姫からお兄ちゃんへの手紙』をつくり、それを毎日お兄ちゃんに読み聞かせてあげました。

内容は、『お兄ちゃんへ』からはじまり、その日の出来事をいかにもは姫が伝えている文章で『今日は何々ができたよ、お兄ちゃんに早く会いたいから頑張ってるよ』的なことを書き、必ず最後に『お兄ちゃん、待っててくれてありがとう。大好きだよ』と締めました。

すると、お兄ちゃん、すっかり喜んでくれて、またお兄ちゃんの自覚をあらわしてきてくれたんです。

NICUでは最初窓越し面会も出来なかったのですが、部屋をかわって、産後3週間目にしてやっと窓越し面会ができ、本物の妹と会うことができたのです！

はじめての面会

それからは保育園のない週末は毎週姫に会うためにせっせと文句も言わず、病院に通いました。

運動会でもらった金メダルを見せにきたおにいちゃん

ハロウィンでスパイダーマンになって面会

姫が退院して、直接触れあうことが出来たときの感激はひとしおで、ずっーと姫から離れようとしませんでした。

退院してきてからは、ますます妹への思いが溢れ、毎日ハグとキスの嵐です

姫は自分の宝物で、悪者が来たら、自分が戦って守るんだ！とたくましいことを言ってくれる優しいお兄ちゃんにママはますますメロメロです。

お兄ちゃん、姫を大事にしてくれてありがとう！！