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いとうです
「無性に焼きそばが食べたい。」
最近の私は、まるで何かに取り憑かれたように、
毎日あらゆる焼きそばを食べ続けておりました。
しかし、美味しいのは美味しいのですが、
食べてもなかなか満たされず。
「うむ。何かが違う…。」
もしかして、一流の料理人が作った高級焼きそばを食べないと
私のハートが満足することはないのだろうか。
一体いつからこんな贅沢舌になってしまったのだ…。
そんなある日、スーパーで目についたカップ焼きそばを購入。
健康に良くないイメージがあったのと、
どうせチープな味がするだろうとナメており
食べるのを避けていたのですが…
ところがどっこい。
コレダァーーーッ!!
カップ焼きそばを食べると、
みるみるうちに元気がみなぎっていったのです。
私が求めていたものはこれだったのか!!
このチープでジャンキーな焼そばが食べたかったのか!!
そして思ったのです。
案外幸せとは身近にあるものなのだな…と。
ーーーー
にコメントありがとうございます。
毎回夢に出てくる猫がいましてね、
無事帰ってくるのを祈っております。
みなさん、バイキンマンと暮らしていたり、脳内彼氏がいたり、楽しいですねw
さおりさん→
湯シャンとは、シャンプーを使わず
お湯のみで頭を洗うってヤツです!
ひろりんさん、ともきさん→
わわ!カレンダーありがとうございます(´∀`)
【P.S】
19時30分よりサンクチュアリ出版様にて。
お仕事帰りにお時間ある方はぜひご一緒に(´∀`)b
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関門海峡波高し
こちら九州では未だ
ニノちゃん雑誌祭りは
始まっていません
書籍雑誌は毎回
本渡の地より遅れる事2日
関門海峡は地底で繋がっている事を
橋まで架かっている事を
誰か出版社に教えてあげて下さい
明日には 明日には
雑誌祭りが開催される事を
祈りつつマイクをスタジオにお返しします

中学の卒業式の日
カズのお母さんは死んだ
式に向かう為 横断歩道で
信号待ちしているおばさんに
ハンドルを切り損ねた車は
減速する事無く突っ込んだ
「カズさっさとしな
まーくん待ってんだから」
「わぁーってるよ
かーさん卒業式来なくていいからね」
「まーくんのお母さんの
代わりに行くの
お前の為じゃないよ」と
玄関先で言ってるのが聞こえた
俺んちは中華屋をやってて
とーちゃんもかーちゃんも
店の準備で学校の行事ごとは来れない
カズは俺に気を使って
入学式の時もおばさんに来るなと言った
あの時もおばさんは
「まーくんの お母さんの代わりに
行くんです」と答え
実際ビデオには
俺とカズが均等に映っていて
俺のかーちゃんととーちゃんを
喜ばせた
卒業式もおばさんが
俺とカズを均等に
撮してくれるはずだった
式の途中呼び出されカズ
ただ事じゃない気配は
俺にだって分かる
俺はカズにピッタリくっついて
離れなかった
先生も止めなかった
理由は聞かされず
連れて行かれた病院
病室でも処置室でもなく
地下に案内された
白いドアには黒い文字で
霊安室と書かれていて
怖くて動けない俺達は
付き添ってきた担任に
「お母さんが待ってらっしゃるよ」と
促され怖々ドアを開けた
横開きのドアは
力を入れなくても簡単に開いて
一筋立ち昇る紫の煙が見えた
線香の前で白い布が
被されたおばさんは
眠ってるみたいで
怖くて目を逸らすと
隅のテーブルにひしゃげたバッグと
壊れたビデオが置かれていた
あぁ あのバッグ
お出かけ様なんだよね
おばさんがいつも使ってる
デッカい布のじゃなくて
小ぶりで白っぽい革のバッグ
汚れて変な形にひしゃげてる
おばさんのお気に入りだったのに
悔しがるだろうな
そんな事しか考えられなかった
黙って立ち尽くす俺の手を
そっと握って来たカズは
「まーくん 母さん寝てるの?」
そう言って崩れる様に気を失った
おばさんをは撥ねたのは
無免許の高校生で
当然保険なんか入ってなかった
その子の親も詫び状を送ってきただけで
葬式にすら現れず
まぁ合わす顔も無かったんだろうけど
カズは怒りを誰にも
ぶつける事が出来ず葬儀の間中
終始下を向いていた
淋しい淋しい葬式だった
親類席に誰も居ない
カズが一人ポツンと座り
おばさんが勤めていた会社の人が数人
お焼香に来てくれて…
それだけで…
俺はかーちゃんに
カズの側に居る様に言われて
ずっと隣にいて
泣かないカズの代わりにずっと泣いてた
葬式から一週間後
母親以外身寄りの無かったカズは
合格していた名門の誉れ高い
高校への進学を取りやめ
美容専門学校に行く手続きを
淡々と進めた
俺や担任の西島は
カズを一生懸命説得したけど
「高校には行かない」の一点張りで
勿体ない
カズなら奨学金貰って医大目指せるし
ちゃんと立派な医者になれる
なのに
「保険金だっていつまでも
あるわけじゃないし
手っ取り早く国家資格が欲しいじゃん
医者ってアレだろ?
これから最低9年も
学校行かなきゃだろ?美容師は早いよ
持ってりゃ日本中
何処行っても困んないし?」
カズは俺と違って勉強が出来た
カズ自身 医者を目指してたし
周りも期待していた
美容師が悪いわけじゃない
わけじゃないよ
でもさでも 割り切れなかった
カズが可哀想で
何にも力になれない
ガキな自分が嫌で
俺も一緒に美容学校に行くって
かーちゃんに言ったら
「お前は考え無しの
バカだから進学しろ」って
蹴り飛ばされた
カズに残されたのは
おばさんが自信に掛けていた
保険金だけで
とてもじゃないけど医大は無理だ
母一人子一人のカズは
いつかおばさんに楽させたいって
医大を目指していたから
おばさんが亡くなって
あっさり進学を取りやめたんだ
あれから10年
俺は大学を出たけど
結局家業を継ぐ事に決め
今は よその中華料理屋で
修行中の身だ
「ねぇカズ?明日 あいつのマッサージ
俺も一緒に行こうか?」
「あいつ?あぁ松本さん?
…なんで?
明日 まーくん仕事でしょ?」
「ぐっ…そうだけど」
「送ってくれてありがと
じゃ おやすみ~」
ヒラヒラと手を振ったカズは
薄暗いアパートの常夜灯の中
階段を駆け上がっていった
古いモルタルアパートは
夜中に見るとまるでお化け屋敷の様で
カズが俺の手の届かない世界に
吸い込まれてく様に見えた
暗闇に浮かび上がる白い花
お前はいつまで
俺を必要としてくれるかな
カズの部屋に明かりが付いたのを
確認してから帰路についた
部屋に戻って電気をつけた
この電気をつけないとまーくんは
家に帰ってくれない
心配性なまーくん
まーくんの中では
いっつも俺の事が優先される
まーくんは本当は頭がいい
学校の勉強では測れない頭の良さがある
善良さ 誠実さ
隣にいるときの安心感
発想の柔軟性
まーくんが望めば
どんな企業でも就職できたはずなのに
転勤がイヤだからって
コック見習いに今の店を選んだ
おじさんもおばさんも
就職を望んでいたんだ
俺の心配ばかりして
本当は俺の為に
比較的時間の自由がきく
今の店に入った
早く まーくんが安心して
俺の本から離れていける様
頑張んないと
おじさんとおばさんに
申し訳ない
明日は松本さんの頭で
練習させてもらえ
がんばろ
何か嬉しい事でもあったのかな
ニコニコしてたな松本さん
ふぁ~ぁ 眠いや…